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種類も豊富で多彩!魅惑の多肉植物セダムの育て方まとめてみました

今回は多肉植物セダムの育て方についてまとめてみました。セダムは種類が非常に多く、バラエティに富んでいることが特徴の多肉植物。強靭で育てやすいのもあって、大変人気の高い植物です。最近では緑化運動にも利用されているセダム。育て方を知って、楽しく育ててみましょう。

多肉植物ブームの火付け役・セダム

セダムとは?

セダムとは、ベンケイソウ科セダム(マンネングサ)属に分類される多肉植物の総称です。原産地は北はグリーンランドから南はアフリカまでと、非常に幅広く分布しています。

幅広く分布しているのもあって、種類が非常に多く、400種類以上がオセアニアを除く全世界に分布しているとされています。

日本にも約17種類のセダムがあり、それらの変種や亜種も広く知られています。

セダムの種類は豊富で多彩、さらに育て方も簡単!

セダムは種類が多いだけではなく、葉の色や形、大きさも様々で、好みや目的に応じて選ぶことができます。

強靭な性質で暑さ・寒さ・乾燥に強く、育て方が簡単なことから、人気の植物となりました。

種類が豊富でバラエティに富み、育て方も簡単。
「多肉植物ブームの火付け役」と呼ばれるほどの人気を得るのも
頷けますね。

元気に育てよう!セダムの育て方のポイント

ここからはセダムを元気に育てるための育て方のポイントを
ご紹介します。

セダムの育て方の重要ポイント!セダムは2種類に大別できる

種類によって育て方が違う!?

セダムを育てる際の要注意ポイントとして、日本原産種と洋種とでは性質が異なっているため、育て方も少し違ってくることが挙げられます。

日本原産種セダム

「キリンソウ」や「マンネングサ」「ベンケイソウ(本当は中国原産)」と呼ばれている品種が該当します。

扁平な葉をつけるものが多いのが特徴です。日本の気候で育ったセダムなので、基本的に丈夫で地植えでもよく育つ品種がほとんどです。

洋種セダム

洋種セダムは、肉厚の葉をつけるものが多い特徴があります。

人気の高い品種「虹の玉」のように育てやすく丈夫なものもありますが、「姫星美人」のように高温多湿に弱い品種や、「玉すだれ」のように寒さに弱い品種もあります。

グラウンドカバーにしたい場合は?

おすすめは日本原産種セダム

グラウンドカバーにしたい場合、適しているのは日本原産種セダムです。屋外で育てるのにも、手間がかかりません。

洋種セダムは品種によって性質が異なるので、分からない場合は管理しやすい鉢植えで育てた方が無難です。

セダムの育て方のポイント① 苗植え

苗植えの適期は3月~4月

セダムの育て方のポイント1個目は、苗植えです。原種の中には種で育てられる品種もありますが、苗から育てるのが一般的です。

鉢植えでも地植えでも、植え付けは3月~4月が適期です。

鉢植えの場合

セダムを鉢植えで育てる場合は、まず鉢底にネットと鉢底石を敷き、排水性を確保します。

そして水はけの良い土を鉢の高さの2/3くらいまで入れたら、中心にセダムの苗を置き、土を足していきます。

植え付けてから根が落ち着くまでの4日~1週間は水を与えず、
日陰に置いておきます。

根が落ち着いたら、日当たりの良い場所へ移動させて管理します。

地植えの場合

セダムを地植えで育てる場合は、場所選びが重要です。日当たりが良く、風通しの良い場所を選びましょう。

植え付ける場所が決まったら、10cmほどの深さに掘り起こし、苗の根をほぐしながら植え付けます。

植え付けが終わったら、鉢植えの時と同じく、
根が落ち着く4日~1週間は水やりを控えます。

セダムの育て方のポイント② 日当たり

日当たりの良い場所を好む

セダムの育て方のポイント2個目は日当たりです。セダムは一応日陰でも育ちますが、基本的には日当たりを好む植物です。

日光を十分に受けることで、丈夫でしっかりした株に育ち、葉の色艶も良くなりますので、日当たりの良い場所を確保しましょう。

高温多湿は絶対に避ける

逆にセダムにとって天敵は、高温多湿な環境です。

どんなに育て方が良く、丈夫に育ったセダムでも、高温多湿期に雨に当たると枯れてしまうことがあるほどです。

鉢植えでしたら、梅雨時などは雨があたらない、風通しの良い場所に避難させておきましょう。

高温多湿な環境を避けることも
セダムの育て方の重要なポイントです。

セダムの育て方のポイント③ 水やり

水のやり過ぎに注意

セダムの育て方のポイント3個目は水やりです。

鉢植えの場合は、生育期にあたる春(3月~6月)と秋(9月~11月)は2~3日に1回の頻度で、土の表面が乾いたら水やりをします。

逆に生長が鈍る冬は水やりを控え、月に1~4回、霧吹きで水を与える程度にしておきます。

地植えのセダムの場合は、基本的に水やりの必要はありません。

過湿状態になってしまう梅雨時には、雨除けカバーを使うなど雨除け対策をしておきましょう。

暑さがピークに達する7月~9月は乾燥気味に育て、雨に当て過ぎないようにするのが地植えの育て方のポイントです。

セダムの育て方のポイント④ 土作り

水はけの良い土を好む

セダムの育て方のポイント4個目は、土作りです。

セダムは土質は特に選びませんが、過湿が苦手なので水はけの良い土を好みます。

多肉植物用の土か、自分で配合する場合は赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2で作ります。

セダムの育て方のポイント⑤ 肥料

それほど気にする必要なし

セダムの育て方のポイント5個目は、肥料です。

実は育て方のポイントといっても、セダムはあまり肥料を必要としない植物ですので、気にする必要はありません。

植え付けや植え替えの時に、腐葉土か緩効性の粒状肥料を混ぜ込むだけで十分です。

逆に生育が悪いからと肥料を与えると肥料焼けを
起こしてしまいますので、ご注意下さい。

セダムの育て方のポイント⑥ 植え替え

適期は生育期

セダムの育て方のポイント6個目は植え替えです。

セダムは生育旺盛で、根がまわるのも早いので、根詰まりを起こす前に植え替えます。

植え替えの目安は、ミニポットなら1年に1回、それ以外の鉢なら2年に1回です。

適期は生育期にあたる3月~5月です。

植え替える前に乾かし気味にしておくと
鉢から抜きやすくなります。

植え替え後の水やりは、4~5日たってから
行います。

セダムの育て方のポイント⑦ 剪定

目的は通気性の確保

セダムの育て方のポイント7個目は剪定です。

生育旺盛なセダムは放置していると、どんどん伸びて形が悪くなってしまいます。

また、伸び過ぎた枝が混みあうと通気性が悪くなって過湿の原因となりますので、剪定作業が必要となるのです。

株の形を整えて通気性を確保するために、1年に1回は
剪定を行うようにします。適期は3月か9月です。

冬に落葉する品種の場合は、茎が枯れたら取り除いておきます。

梅雨時は黒点病、害虫はアブラムシやヨトウムシに注意

セダムの育て方のポイント8個目は、病害虫対策です。

梅雨時など、雨の多い時期に要注意なのは黒点病です。一度感染した葉は元に戻らないので、発見したら取り除きましょう。

害虫で要注意なのはアブラムシ、ヨトウムシ、カイガラムシ、ナメクジなど。大きな虫は割り箸などで捕獲し、小さな虫は殺虫剤で駆除します。

特にナメクジの駆除には、置き型の薬剤が有効です。
通り道にしかけておくと効果を発揮します。

セダムの育て方・まとめ

セダムの育て方について色々とご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

種類が豊富で好みに合ったものが選べるセダムは、初心者でも育てやすい最高のグリーンインテリアです。

ぜひ元気に育てて、お家の演出にお役立て下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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